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案山子のダンス

戯れに、小説など。照れますな。

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多治速比売神社(その十一)

一方、日本武尊も妻を失った悲しみから、決して逃れることはできませんでした。

上総へ渡った尊の軍勢は、「悉く荒夫琉(あらぶる)蝦夷(えみし)等を言向け、また山河の荒ぶる神等を平和し」、いよいよ都へ帰ることになりました。

その途中、足柄の坂本に至ったとき、尊が御粮(干飯)の昼食を召されていると、坂の神が白鹿に身を変えて現れ、立ちふさがりました。

尊は食べ残しの蒜の片端でそれを打たれると、鹿の目に当たり,たちまち打ち殺してしまいました。

尊はその坂を上り、立ち尽くされながら、三嘆して、「阿豆麻波夜」と叫ばれました。

阿豆麻波夜とは、「吾妻はや」の意で、尊は峠の上から、弟橘姫が入水した浦賀水道を眺めながら、万感胸に迫って、思わず「ああ、わが妻よ」と悲痛な声を絞り出されたのでしょう。

古事記は、そのため,この国を吾妻(東)と呼ぶようになった、と締めくくっています。

其より入り幸まして、悉く荒夫琉(あらぶる)蝦夷(えみし)等を言向け、また山河の荒ぶる神等を平和して還り上り幸しし時に、足柄の坂本に到りて御粮(みかりて)を食(は)む處に、其の坂の神、白き鹿と化りて來て立ちき。

爾即以其咋遺之蒜片端、待打者、中其目乃打殺也。故、登立其坂、三歎詔云「阿豆麻波夜。」【自阿下五字以音】故、號其國謂阿豆麻也。
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  1. 2013/03/03(日) 02:46:36|
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