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案山子のダンス

戯れに、小説など。照れますな。

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聖神社(その四百八十八)

そこで、早速、牛若は大天狗におねだりを始めます。
稚児の割には口達者です。

斯くて御曹司大天狗に仰せけるは、「さてもこの度の御饗応(もてなし)、申すもなかなか疎(おろか)なり。詞にも及ばれず、筆にも如何(いか)で尽し難し。御恩の程、山ならば須弥山(しゆみせん)、海ならば蒼海(さうかい)とても言い難し。何時(いつ)の世にかは忘るべき。とてもの御事に、ここに一つの望みあり。実(まこと)やらん娑婆にて承り候は、御身は一百三十六地獄、又は十方浄土にも飛行(ひぎやう)し給ふと聞きてあり。我が父義朝には、二歳の時後れ候へば、如何にもして一目拝み申したく候。一途(ひたすら)に頼み申す」と仰せければ、大天狗、「仰せは然(さ)にて候へども、是に於ては叶ふまじ。然(さ)りながらこの度の御出で、返す返すも忝く候。我と我との対談(たいだん)を御存じなされて候か。御語り候へ、聴聞(ちやうもん)申さん」。
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  1. 2014/10/28(火) 02:44:13|
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